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誤りの余地を作るという概念

サイコロジー・オブ・マネーを読みました。

最近、クッション状のトランポリンの上で、その場ウォーキングしながら読書する時間も取り入れています。

頭も身体も鍛えられて、一石二鳥❤️

 

この本、すばらしいです〜✨

私はお豆腐メンタルなので、人生のいかなる場面でも「メンタルこそが成功の要」だと思っています。

シゴトでも、育児でも、家庭運営でも。

そして、運用であっても。

例えば運用の世界は、商品は良いのに本来のリターンと運用者の平均リターンが異なる事が往々にしてあるのは、ご存知のとおりです。

「高い時に売り、安い時に買う」誰もが理論的に知っている事を、実際には行えないからであり、これに「感情」が関わっていると思われます。

そういう訳で、お金の人間心理にスポットをあてたこの本は、ものすごく面白くてほぼ一気読みでした。

 

1番惹かれたのは「誤りの余地を作る」という考え方。

著書の中では、誤りの余地を作るべき具体的な場面をいくつか上げています。

例えば、老後資産に置ける運用利回り。

過去のデータから未来の利回りを予想し、計画したとしても、利回りが市場平均を下回ったら❓

想定した老後生活を送れなくなります。

解決策として、将来利回りを低く見積もり、その分現金でも貯金をするという事です。

 

最近、色々な運用情報を見たり、本で勉強したり、知識を増やしつつ運用金額を引き上げる中で感じていたコト。

上級者さん達が語る運用は再現性が高く、理論的にも効率がよいだろうものがあります。

だけど、「理論的に」持ち続ければ将来的にプラスになっても、ある時点で大幅に下落したトキ、自分は大丈夫なのか。

そこそこ安心して持ち続けられる配分は、なんだろうかと。

上級者さん達は、大幅下落時に引き摺られたりしないから、運用を続け、現在に至るわけですが、「私が」そうなれるかは別なのですよね。。。

この「誤りの余地」という考え方を読んで腑に落ちました。

つまり自分は誤りの余地を作ろうとしていたのだなと。

この考え方だけでも、ものすごくためになりました。

 

勉強すればするほど知識は増えます。

理論的な運用効率を考えると「攻める」以外をゆるく、ダメなカンジに考えてしまいがち。

でも今一度、自分が「有事にも運用から強制退場しなくて良いバランス」(感情面でも毎日の生活が苦痛になるボラティリティはマズイ)というのを意識したい。

不安定な今だからこそ、くどいくらいに自分に言い聞かせ、ポートフォリオを調整したいです。