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自分を開示するための技術

先日息子さんの通う学校で、生徒会選挙がありました。
知り合いの子が立候補していたのですが、落選してしまったそうです。
その子は会えば折り目正しく挨拶してくれるし、とてもきちんとしている子。
昔から続けているスポーツの練習も、コツコツ取り組んでいる姿を見たことがある。
息子から見ても、真面目でとても頼りになる人だそうです。
多分同じ小学校出身の子なら間違いなく、その子に一票入れるだろう、そういう子。
つまり、知ってる側からしたら、「絶対に任せて安心な子」。
ただ演説を聞いた感じ、「とても緊張しているなぁ」=つまり、ちょっと拙かったようなのです。


知ってる人間なら間違いなく人となりを評価されるのに、知らない人に評価されないために落選してしまう。
つまり、自分の人となりを理解してもらうには、技術や戦略も大事になるよね〜という話を息子としました。
真面目な人ほど、「技術」や「戦略」と言うと自分を取り繕うようで嫌な感じがしてしまうと思います。
ですが、知らない人と人が関わりあう時。
まず玄関から中に入らないと、その人の良いところは分からない。
その「玄関」先外交にあたるとき、多少技術や戦略は必要だと思うんですよね。


選挙なんて大掛かりな時でなく、普段誰かと関わる時に、自分のプレゼンをする時に、面談をする時に。
はったりでもやせ我慢でもいいから堂々とし、身だしなみを繕い、話す内容も精査し、技術をつめこんで臨む。
それはごまかすことではない。
これから相対する誰かに、まず安心して話を聞いてもらい、自分を理解してもらうためにはむしろ、必要であるとすら思います。
だってね、相手にとっても「ステキなあなた」を理解できるチャンスを失うなんて、もったいないと思うのです。
だから誰かと相対するとき。
堂々と戦略を練り、技術を駆使しましょう。
「私の」熱意を、人柄を正しく理解してもらえるために。