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献血人生にさよならを

高校生の時、放送部でビデオ作品を作っており、豊橋献血センターを取材させていただきました。
お礼のつもりで始めた献血は、いつの間にか私の人生の半分以上。
その中で、20年以上お世話になっている看護師さんがいます。
今年でその方がご退職。
退職される時を見送ろうと、献血ルームに通う気満々でいたワタシ。


ところが去年の春、咳が止まらず呼吸困難に陥る事があり出た診断は「喘息予備軍」でした。
病気を深く知らない私は、予備軍という名前だし、そのうち改善して献血も行ける❓のを目標にしていました。
でも喘息ってキホン、治らないのね。
予備軍てね、器官以上がないだけで症状自体は喘息のようです。
薬を減らしただけで感じる異常に、これは治らんやつなのかなと気づきました。


献血ルームは当然、献血をする人のためのもの。
献血できない私が行くのは、迷惑です。
でもほんの少しでいいから、お礼を言いたい。
ここを逃したらもう2度と、会えない人なのです。
献血ルームに電話して、思いの丈を話して相談したトコロ、そういう事情ならと、看護師も喜ぶからと挨拶を認めていただけました。
本当にありがたいです。
休憩時間にお話しさせていただき、献血ルームの方へも「卒業あいさつ」ができました。


私には、膵臓がんでなくなった友人がいます。
末期で輸血が必要だったときに、血をもらっていることを心苦しいって言っていて、彼女にそんな思いをしてほしくなくて「大丈夫❕私があなたの分、献血してるし、これからもしてくる❕」って笑って宣言しました。
これまで恩返し、位の意味しかなかった献血に、すごい意味ができて。
初めて自分の献血が、誰かの役に立つって実感しました。


私は多分、もう献血はできないのでしょう。
(まだ、諦めてはないけどね)
いつか将来、上で友人に会えた時「頑張った❕」って言ってもらえるのかなぁ。 
もっと貢献したかったんだけど、健康って本当に「ありがたし」なものなんですね。
コロナ禍で色々思い通りにいかない生活ですが、貴重な健康な身体の方、ぜひ献血に足を運んでいただければなと思います。