職場でお世話になっている社員さんに、お昼休みを使ってDCのお話をしました。
自分の最終出勤の関係で、急に決まっちゃったので、何話すかな~ってカンジだったんだけれど。
やっぱりバリバリ働いてる方で、基本DCってなんなの?てとこからだったのでまぁそこを。
DCというのは、退職金の前払いの形で企業から拠出された金額を自分で商品を選んで運用する仕組みのことです。
平成13年から始まったはずですが、これは低金利等で企業が運用して退職金を払うスタイルが維持しにくくなったために、運用責任の一部を個人に肩代わりさせた、と私個人は思っております。。。
60歳まで基本的にはおろせず、現状の法令では金額拠出は60歳までですが、70歳までは運用指図者として運用可能。
例えば60歳の時に景気が上昇中で、まだまだ運用利益が見込めるときなんかに、10年間様子見ながら運用できるってわけです。
実は前日に急遽決まった+お昼休みの30分位だったので、運用商品の具体的な説明はできなかったですけど。
この会社はマッチング拠出があります。
なので、DCのことでなく「そもそも私達って投資は必要なのかな」というご質問に、以下のように答えました。
今回お話したお二人はすでに50代+女性で既婚者であることを勘案し、共働きで老後安心して過ごすお金に手当てがついているなら、投資は不要ですと。
ただ、お金に余裕があって、投資は心配だけど貯金しようかなと思ったら、第一選択はDCのマッチング拠出で元本確保商品へいれることですと。
DCはiDeCoと違い、個人的に口座管理料等は負ってませんし、すでに今加入している制度であり、これを使わない手はない。
マッチング拠出(自分で掛け金を払ってDCに追加すること)は、拠出額が所得税・住民税控除の対象となります。
拠出額そのものを所得から控除することができるため、恐らく所得が高いだろう彼女たちの場合30%程度は節税になる。
拠出額は主に職位で決まっているはずですが、年10万拠出したら約3万程度税金が返ってくる=年30%の利益を生むということです。
まぁ、これをそのまま使っちゃうと意味がないんだけどね。。。
というような話をし、大喜びしていただけました。
ご本人たちの反応をみながら、お話をさせていただくのはこちらとしてもとても楽しいです。
ちょうど明日、講師をする予定があって、その話も少し盛り込んだら喜んでいただけたので、ちょっと自信もついたし。
個人的に講師もたまにやらせていただきますけど、沢山の人を相手にお話しすると、リアルな反応をうかがうのは難しいからね・・・。
個人業務として、「お金の家庭教師」やりたいな~と思う、今日この頃でした。
ただ、対個人相談になると、相談料が高くなっちゃうから、それでもOKな人になっちゃうけどね。。。