私には後回しにしてきたものがあります。
そのひとつが、息子のこと。
勉強を見たり、塾を調べたり、日々の事を手を抜いたつもりはないけど。
彼がしあわせであるために、将来自分の望むしあわせをつかみ取れるために、今自分がやるべきことを、忙しさにかまけて後回しにしていると感じているのです。
忙しさにかまけて、もあるんだけど、迷いもあって。
自分の考えを押しつけるのが、本当に彼のためにになるのか。
息子の友人ママは「小さいうちなんて、親ががんがん押し付けなくちゃ何もできない」って自信もって言い切っていたけど、彼女のお子さんはがんがんやるタイプなのでそれもありだろうし、ママ自身でそこまで言い切れるならそれでいいと思う。
私には彼に求めるもの、彼にしてあげるべき「親」の姿が、まだみえない。
でももう彼も中1になります。
何かを伝えるなら、今がきっと最後のとき。
なのでとりあえず、自分が信じる信念を彼に託すことにしました。
それは、これから生きるのにあたっては、ファイナンシャルリテラシーの有無がしあわせを左右するだろうという信念です。
平均余命は長くなり、金利は上がらず貯金は増えない、給与はあがらない、便利な反面お金がかかる現在。
かかる費用は増すのに、お金を貯める土壌がないのが正しく今の世であり、恐らく現状が改善されることは難しい。
そうなると、これからの自分を支えるひとつとして、まちがいなくファイナンシャルリテラシーは大切になる。
今の30代以下は、恐らく運用を取り入れないと将来にわたって自分の生活を支えるのは難しいと私は思っています。
40代の私達でさえ、かなり現状を厳しくみすえないと難しい。
それであれば私ができることは、お金を残すことでなく、お金を守り育てる手段を残すこと。
いくら頑張ってお金を残してあげたところで、器に合わないお金はこぼれます。
本当に彼や、将来の彼の子孫がしあわせに、おだやかに生きるには恐らく、「器」を育てていくしかない。
逆に言うと私にできるのは、それくらいかなと思います。
これまで色々悩みました。
教育にお金を使って、彼がエリートを志してもやれる位のレールをひくべきか。
でもこれは、万一エリートになれても走り続けるだけ。
のんびり生きたい彼にあまり合わないし、あわない生き方を強要した先は、まあろくなことにならない。
内申にびくびくし、予備校で技術を学び、いい学歴・いい会社にこだわる先が幸せか・・・もちろんそれを望む息子ならいいのだけど。
彼の性格を考えると、必ずしもそうではない。
彼にとってもしあわせというものが「それ」ではない、おそらくそうではないと知っている私は、甘いけど、彼自身が望む生き方を、お金の心配なく乗り切れるだけの「適正」さえあればよいと思うのです。
結局お金というのは、間口を広くするなら稼ぐか、お金に稼いでもらう。
出口を狭めるために支出を減らす、それしかない。
そしてこれからの世の中、間口を広くとるのに自分の稼ぎだけでなんとかするのは無理がでるのです。。。
彼のしあわせを考えると、その辺の教育と生き抜く力だけは教えておきたい。
そして思春期に入り始める今、残りの時間は短いだろうことを思うと優先度は高い。
というわけで、今年は彼の教育について最優先にしたいと思っているのです。
自分の仕事と少しだけやっている講師については、それにかまけてだいぶさぼってきたので、一時お休みをしようかなと考えています。
あ~、ヨガはやります・・・自分の健康も、放置できないので。
ヨガしつつ、読書しつつ、彼の教育をゆる~くというのが目標です。
どうせ、がんがんやっても聞くはずないので。。。