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DCの移管とiDeCo

お世話になった方が、このたび新たな可能性を試すためにご退職されるので、DCの相談に乗ることにしました。

といっても、退職されるからiDeCoへの移管の話とか、DCのお知らせの見方の話とか基本的なところです。

DCについては、自身の退職金を運用するという性質のもので、本来きちんと理解してしかるべきですが、なにしろ忙しく働きながら運用まで学ぶとか、全ての人に強要するのは不可能だと思います。

もちろん、きちんと学んで運用するのが本人のためなのですが・・・。

どんどん運用が厳しくなる中、企業で担っていた運用を個人に押し付けただけの制度だと個人的には思っているので、まぁ仕方ない面もあるんでしょうね。

 

1.DCの移管のこと

会社を退職する際、DCはこれまでの商品すべてが一旦現金化されます。

移管は半年以内に、次の転職先がDC加入の場合はそちらへ、そうでない場合はiDeCoへ移管することになります。

半年以内に行わないと、国民年金基金連合会に移管されてしまい、資金の運用がされないうえに管理手数料も取られてしまうので、半年以内に移管したい。


2.iDeCoへの移管

iDeCoへ移管の場合は自分でまず金融機関を決めなくてはいけないので、選定や手続の準備期間もほしい。

金融機関は多岐に渡りますが、取り扱っている商品も異なりますし、iDeCoは手数料が必要ですが、その値段もすべて異なります。

長い時間かけて運用する話なので、手数料が安い金融機関を選ぶのはマスト。

掛けたい商品が決まっている場合は、その商品を取り扱っている金融機関であることも必要となります。

そして条件に合った金融機関の中から、自分にあったものを選べばいいかな。

私はなんでも自分で決めるし、株も外債もやるのでSBIですが、相談場所がほしいなら窓口がある金融機関とかね。

 

3.つみたて金額の決定

iDeCoとDCの違いは、DCであれば企業が掛け金を拠出していたので本人拠出はない(マッチング拠出はのぞく)けど、iDeCoに移管したら自分で掛け金を払う必要があります。

金額については、60歳までおろせないことも勘案して決める必要があります。

移管はしなくてはならないものの、自分で掛け金なんて払いたくないなら、最低拠出金額が低い金融機関を選択するという考えもありなのだなと感じました。

 

4.商品の決定

DC時代に掛けていたポートフォリオと同様にしたい場合、あるいは同等の商品としたい場合は、まず自分のかけていた商品の情報を調べます。

モーニングスターなどで商品を調べると、取り扱いのある金融機関がわかるのでそういったサイトも参考にするといいかなと思います。

 

自身が移管ではなく、完全にiDeCoから始めているので、ちょっと勝手が違った面がありました。

私の場合は完全に拠出する気満々で始めていますが、DC加入企業から移管をする場合は必ずしも自分で拠出する気があるわけでもなく、特に50代以上で移管するなど、残りの運用期間が短い方だと残りの運用方法に悩むところだな~と感じました。

なにせ強制的にやらされてた制度を、自分で継続しなくてはならないわけです。

そういう方から見ると、DCってメンドクサイ制度だな。

奥が深いです。。。