DCのことなんですけど。
そういえば私、自分の会社にはDCはなかったもので、5年位前までDCの基本的なことをわかっていませんでした。
私の「運用」は株式の現物買いから始まっているので、投資信託とか、ドルコスト平均法で運用するDCや持株会とか、概念が違いすぎて腹落ちしなかったのです。
でもねだいぶ仕組みが腹落ちしまして、スイッチングと配分比率の変更で、こんなこともできます。
【普段の状態】
普段は自分が決めた割合で、自分の決めた商品を淡々と買っている状態。
例えば世界株100%の運用比率でA商品を買っている場合。
当然これまでずっとA商品が残高としてつみあがっています。
今評価額が100万の状態として、でもここから世界が不景気で評価額が下がってしまえば評価額が50万や10万に落ちこむこともありますよね。。。
【スイッチング】
そこで、今現在のA商品の利益を確保したい場合、その100万をノンリスク商品へ移動させてあげればいいのです。
これが「スイッチング」。
DCは必ずノンリスク商品が1つ以上選定されることになっています。
ノンリスク商品へ残高を移せば、その価値が下がることはありません。
【運用比率の変更】
ただ、スイッチングは今ある残高を他の商品へ移すだけ。
やっぱ世界株100%の運用ってちょっと気合入りすぎよね~、これからの運用は半分国内株にしよ~ってしたいとき。
これは配分比率の変更をすることになります。
スイッチングは残高を他の商品へ移すこと、配分比率の変更はこれから運用する商品の比率を変えていくことなわけです。
そんなこと知ってら~って方、スミマセン。
私は昔知りませんでした。。。
スイッチングの効果的な使い方は、以下かなぁ。
1.リスク商品からノンリスク商品への移行(利益確保)
例えば今保有している商品が評価額マックスやそれに近い状態だろうと予測する場合、利益確保を図りたい場合。
定年近くなると、評価額が大きく下がった場合に運用期間中に取り戻すのが大変厳しくなるので、下がるかもって不安になるなら利益確保してしまえばいいと思います。
2.ノンリスク商品からリスク商品の買戻し
リスク商品は安い時に買って、高い時に売る(利益確保する)のが基本です。
なので不景気時とか、リスク商品の評価が下がっている時に、ノンリスク商品から残高を移すという方法もあります。
当然、該当するリスク商品がこの先評価額が上がるものであれば。
DCの場合、そのまま放置しておいてもトータル利益がマイナスになることって多分めったにないとは思うのですが、より利益を追求するならこんなやり方もって事で。