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チャーリーマンガーの失敗ノートとスシロー事件

こないだ読んだメンタリストの本の中に、チャーリーマンガーの失敗ノートという話がありました。

・客観的に見ることのできる他人の失敗やしくじったニュースを書き留めること。

あえて他人のミスを顧みることで自分に舞い込むであろう不運を未然に防ぐ事ができるというものです。

失敗パターンをはっきり認識しておくと同じ轍を踏むことがない。

→今の自分の行動と比べ、何か思わぬ失敗をしていないかチェックしていくといいという内容でした。

 

そこで今回は、スシローの迷惑行為事件から学んだ事について、記録したいと思います。

こちらの事件、影響として考えられるのは、主には以下の内容だと思います。

・株価下落による時価総額の多大な減少

・実店舗を締めて消毒等を行わなければならなかった、今後の対策等を講じねばならなかった、実務的な損害

・外食の安全を脅かし、信用を大きく毀損する行為

実際の損害賠償となった際、因果関係が求められますから全てを請求は難しいでしょうが、影響としては数十億の世界になると思われます。

 

億の賠償の世界と言うと、法学部卒の私はまず人身毀損を考えます。

命や体の機能毀損に対してと同等、あるいはそれ以上のパワーかぁ。。。と遠い目で考えながら、気づきました。

企業にとっての「信用」とはまさに、命そのものだなと。

大げさ等でなく、今回の事件は企業の命を毀損する行為だったわけです。

 

今は「悪ふざけ」を拡散できてしまうツールがあり、「悪ふざけ」の影響も判断できない一定の人間が、あっさり社会不安を引き起こせる時代です。

だからこそ、自分の行動が何を引き起こすのか想像するチカラ、「コレはアウトだろう」という道徳❓が求められるのかなと感じました。

道徳とか慎重とかね、それこそ軽んじられがちな昨今だけど、むしろ他者のためでなく自身を守る為に大事ね~。。。

 

わが家、息子が高校生になります。

全く他人ごとではなく、家族で話し合いをしました。

大多数の子にとって、リアルに事件を起こそうとしている場で、止める事までは難しい。

実際息子も、自身がその場にいたトキ止められる自信はないと言っていました。

それならば少なくとも「このノリは違うかな~」と言って、さらっと現場からは離れなさいと話しました。

卑怯❓そうかな❓

大人が会社でパワハラを目にした時、その場で止める人がどれだけいるかな❓

子供の友人世界は、大人の会社世界位逃れられないもの、と考えると正論だけ押しつけても解決にはならないと思うので。。。

正論で動けなければ、次点で自らを守るしかないかな。

願わくば、悪いことを悪いと言える友人関係を築いてほしいですけどね。