経バナCafe

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DIE WITH ZERO


私とお金の関係は、20代前半から発生した「老後不安」から様々な変化を遂げました。
不安すぎて現実すら恐ろしくて把握できない時期。
少しずつ不安とともに対策を取り出した時期。
運用へ舵を取り、おっかなびっくり実践や勉強にあれこれ動いた時期。
もちろん今も、運用の実践&勉強途上であり、様々な商品を試したり、勉強して試行錯誤しています。
この本は資産運用とは分野が異なるのですが、そもそもお金を得たいのは「よりよいしあわせな人生」のためであるので、私的には同じ分野のつもりで読みました。


この本の目的は、富の最大化ではなく人生に喜びを最大化するための方法を探すことだと記載があります。
お金は目的を達成するための手段にすぎないと思っていますが、お金を増やす事と人生を楽しむコトのバランスについてはさじ加減が難しいとも感じるのです。
私は思い込んだら突っ走るタイプ。
運用の実践も勉強も楽しく、ついついそちらにより気味なのも感じるので、適切なバランスを意識したいなと思いました。


この本では、際限なくお金を増やすのでなく、死ぬときにお金がゼロになるようにという考え方です。
できるだけ人生を充実させるためには、金から価値をたくさん引き出せる時期に使うのが効率がよい。
お金を稼ぐのは、その時間を働いて金を得ることで犠牲にしているわけで、そうして得たお金を使わず死んでしまうならそれはタダ働きと同じ的な❓
人生をしあわせに生きたいという望みはあるのですが、これまであまり考えたことのない理論だったので、ちょっと目からウロコでした。


実際、ゼロになるよう死ぬのは怖いけどね。。。
ただ、今しかできない経験(価値のあるものだけ)への支出と将来のための貯蓄のバランスを取るという考え方は頭に入れて、家族や自分のしあわせのための使い方を考えたいなと思います。