経バナCafe

経バナ(経済バナシ)と読書とハッピーを♪

久しぶりに隣町の図書館行きました


叔母がチャーシューを作るから取りにおいでと、自宅に呼んでくれました。
ふたりでおいしいお茶をしたいから、クリムさんでケーキを買っていくことに。
約束の時間まで1時間半位余裕を持たせて、久しぶりに幸田町図書館へ。
本、好きですねぇワタシ。
のんびり読書して向かおうと思っていたら、見つけてしまった❕
有栖川有栖先生の新作ぅ〜❕❕
思わず借りてしまいましたよ。
自分の街でも現在借りてる本があるのに、節操なしでびっくりですw


有栖川有栖先生の「捜査線上の夕映え」は、私の好きな火村英生&アリスのシリーズです。 
多作ではないけど、丁寧に作り込んでくださるとても好きな作家さん。
今回はコロナ化の状況をがっつり反映した記述になっていて、なんだか本当にふたりやいつものメンバーが実在しているような不思議な感覚になりました。
臨床犯罪学者として警察の操作に協力する火村准教授と、同行するアリスとの軽快なやりとりや、謎に迫っていく過程が楽しめます。


一方で、「人を殺したいと思ったことがあるから」臨床犯罪学者となった火村准教授の過去や闇は謎のまま。
夢でうなされたり、未だ囚われているような彼に、いつでも受け止める思いで寄り添うアリスという一面が、ミステリーだけでない深みを持たせています。
今回は旧知の人物の過去にも照準が当たり、さらに火村准教授の過去が気になる作りになっています。
久しぶりに有栖川先生の世界に浸からせていただきました。