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その後のとなりの億万長者

「となりの億万長者」の続編である、この本。
となりの億万長者は、アメリカで1代で億万長者になった人の蓄財につながる判断・行動などを調査、研究したものです。
富を築くのに必要なのは、資産ある親からの相続や贈与、高額の所得でない。
支出を抑えて貯蓄し、それを運用にまわすなどの規律ある生活の大切さを掲げた本は、私にとって力となりました。


今回もいくつか学びがあった中からひとつ。
本の中で、経済的独立を達成するには、一家のCFO最高財務責任者)としての役割を発揮しなければならない人がいるとあります。
その職務分析がされているものです。


職務内容
・最終的に経済的な独立を達成するため、家庭が確実に富を築くことができるようにすること。
・毎年世帯の予算を策定し、管理し、説明し、遵守し、そして交渉すること、そして当該予算に関連する商品と貯蓄等を監視すること。
・一家の経済的安全性と永続性を目的とした計画を策定すること、とりわけ退職プラン、カレッジセービングプラン、その他予見しうる将来における多額の支出に焦点を当てること。 
・税務申告書の提出期限内での費用の支払、資金計画の策定、遺産計画の策定、投資調査、投資先の監視、世帯の経済問題管理。
・一家の消費を監視する役割。
・外部の信頼に足るアドバイザーに委託する場合、最善の利益に適うよう行動する一流の専門家を探し、採用する能力。


職務分析って、おもしろい観点ですよね。
この本には経済的独立を達成するためとありますが、家庭が老後まで滞りなく経済面での機能を果たすため、私はどの家庭にも必要な事と感じています。
一部の、あまりある資産を持つ家庭以外、一生通じてお金の心配なく生き抜けるのは難しいと思うからです。
私は書かれているかなりのことを実践していますが、まだまだ学びが多かったです。


ただ。。。
本自体はとても読みにくいです。
一つの話が終わるまでに、中途半端に相場が入って内容が前後したり、アメリカならではの表現が理解しづらい。
そのへん改善してもらえると、もっと内容も入りやすいんだけどなぁ。