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神コーチングから学んだこと

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白井一幸氏著です。
白井氏は、元北海道日本ハムファイターズのコーチをしていた方です。
コーチングの手法を野球に用いた方でもあり、ご自身の経験ややってきたことをもとに、この本を書かれています。
4月から新しい仕事を拝命しましたが、互いに主張の異なる方たちの話を聞く仕事であるため、参考にしたくて読んでみました。


コーチングの手法は、傾聴、承認、質問の3つに分類されます。
それはスキルでなく、「人としての心の在り方」だと著者は仰っているのがまず、心に残りました。
技術としててなく、私自身が心を込められるように学びたいと思います。


いろいろ学ぶところが多い本ですが、意識して二つ取り組もうと思ったことがあります。
一つ目は否定しないこと。
私は自分と全く違う考えを聞いた時につい、「ありえない」とか心の中で拒否してしまう傾向があります。
流されないように心の防御反応なんだろうけど、これでは相手も自由に発言できないよね。
著書では「そういう考え方もあるんだな」「君はそう考えたんだね」と受け止める。
もし内容的にどうかなと思った時はその上で「これを進めていったら、どういう事が起こるだろう」と質問を重ねるとあります。
一旦相手を受け入れる、これは癖にしてしまいたいです。


もう一つは話をじっくり聞きたい時「今日は話を聞くぞ」と決めること。
マインドセッティングの問題ですが、聞くと決める。
人の話を聞くのは難しく、聞くぞと決める位しないとなかなか聞く事はできないそうです。
確かにそうだなと感じました。
人の話を聞きながら、つい自分の話をしちゃったりするもんね。


普段の自分を思い浮かべながらこの本を読んだとき、最初の言葉が重みを持ちます。
コーチングは「スキルでない、小手指でない、人としての心の在り方」だと。
学び、実践することで、自身の心も鍛えられると思うので、意識していきたいです。