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心穏やかに

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小林弘幸先生、齋藤孝先生著です。
このお二人の著書はそれぞれ、大変感銘を受けるものに出会っております。
そんなお二方の連名本ってどんな本なの❓と、手に取ってみた次第。


題名を読んでの通り、心穏やかにあるための色々が書かれた本です。
心穏やかであるというのは、何かあふれる感情を押さえつけるようなイメージをしていたのですが、こちらの本を読んで良い意味で裏切られました。
というのも、お二方の生き方が、どうにも心穏やかな人生、性格とは程遠いからです。
小林先生は、幼い頃から親に非常に高い理想を押し付けられて生きてこられた方。
斉藤先生は、溢れるパワー、攻撃性、野望を抱えながら生きてこられた方。
そのお二方が、心穏やかであるために、してきたことや考え方などが書かれています。


特に心に残ったのは斉藤先生の心穏やかの定義。
「自分のエネルギーをうまく出せるようになってくると、物事に取り組む集中力がどんどん高まり、結果としてミスが減っていく。
激しい攻撃性や強烈な野心をうまく制御できるようになり、体や頭は活発に動いているにも関わらず、思考や行動に無駄がなくなっていく。
そうして人間はある種の静けさや美しさを獲得していくのだと私は考えています。」の部分です。
すなわちそれが、穏やかさであると。


私自身はこだわりが強く、理想は高く、人に認められたい欲が大変強い人間です。
体もメンタルもへなちょこですが、完璧主義で攻撃性が高く、負けず嫌い。
それを悪いものとして抑えつけるのでなく、エネルギーをうまく循環させる意識で色々活動したいなと思いました。