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隣の億万長者

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大昔に読んだ事がありますが、読み直しです。
確か FP の先生のおすすめ本だったと思います。
最近は浮かれず落ち込まず、ど〜んと構えていられるように、いわゆる「古典本」を多めに読むようにしています。
久しぶりに読んだのですが、この本は「億万長者」が送る生活、求めるもののイメージがガラッと変わるきっかけになったんだな〜と思い出しました。


この本はアメリカ富裕層研究の第一任者である筆者達が、億万長者にインタビューとアンケートをして資産や年収職業消費行動のタイプを徹底的に調査したものを元に書かれたものです。
いわゆる大金持ちは、富裕層が住む高級住宅街に豪邸を構え、仕立ての良い服を着込み、贅の限りを尽くす。。。
というギラギラした想像を覆す内容に、なんだかほっとした覚えがあります。


この本では「蓄財優等生」と「蓄財劣等生」という概念が出てきます。
自分の稼ぐ力に対しての、蓄財する力をあらわしますが、両者の生活スタイルの違いが事細かに記されており大変興味深いものです。
私自身は、二十歳そこそこで強烈な老後不安を感じてしまったため、若い頃は半ば、恐怖に駆られて節約をしていました。
そのおかげで今があるのだけど、「恐怖と強烈な不安」とともにあったため、その頃をどこか前向きに捉えられない自分もいたりします。
もっと早くこの本に出会えていれば、「恐怖と強烈な不安」「みじめな気持ち」等を感じず生活ができたのかなぁ。
資産形成期であるのに貯められないと不安の方は、読んでみていただきたい本です。


あともう一つ、おぉ〜と思うこと。
子供に資産を残したいという気持ちに対して、様々なケーススタディを分析した上で「子供の自立を妨げる」「残すなら方法を選ぶ」内容となっていました。
私自身がこれまでキリキリ頑張ってきたので、子供には楽をさせたいと思っていたのですが。。。
これ読んで、考え方を改めましたw
残すにしても子供の自立を妨げないように、自己満足にならない残し方を考えようと思います。