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魔法のコトバ

失敗がとても怖くてたまらない人間です。
失敗するたびに親に叱責されたり、ばかにされたりし続けてきたから。。。なんだろうなぁと最近気付いたら、鎖が軽くなった感覚がありましたが。
これまで真因には気づけなくて、あれこれもがいてみました。


親会社の施設管理業務に異動した時、それまでとは、何もかもが全く畑ちがいの世界で。
マニュアルもなく、前任が放置した仕事がいきなり降ってきたりする環境の悪さ。
時短なのに、フル勤務の前任が残業フルで働いても放置される業務量の多さ。
さらにマニュアルを作成して残すよう指令を受けました。
どうもそのための異動だったようです。
まわらなくて、完全に心身をやられそうで、部長に相談したこともあります。


ボロボロになりながら決意したのは「これまでとなるべく逆のワタシになる」。
今までのやり方で、煮詰まるなら全く違う自分になる覚悟が必要だと。
私は石橋を叩き割る性格で、きちんと計画して進めるタイプです。
でもそれでは、わからないことだらけの新しい部署では、全く通用しないのです。
なのでとにかく動くことにしました。
分からないことをどんどん周りに聞きました。
怖くて動けないようなことも、バンバン動きました。
辛くても、ボロボロでも、笑顔で逃げずに最善を尽くそうと走り回りました。


その結果得たのが、「私はきっと失敗する」と言う魔法の言葉。
これまで私はこの言葉が呪いの言葉でした。
失敗が極度に強かったからです。
だけど最善を尽くそうと笑顔で走り回る時、必ず助けてくれる誰かが現れました。
それを繰り返し、私の仕事が私だけの努力でできたものじゃないと気づけた時、この言葉は呪いの言葉でなくなりました。
失敗するのは、私が行動するからです。
そして失敗は物事の終わりでなく、物事のリスタート。
単純にやり方を間違っていただけで、手を替え品を替え、またやり直せばいいだけなのです。
そして逃げずに最善を尽くし続ければ、必ず助けてくれる人がいる。
それは私にとって、大きな力になりました。


こう思うようになれるまで、信じて見守ってくれた、私の尊敬すべき上司。
困っている時に助けてくれた、周りの方々に大変感謝しています。
今でも失敗は怖いけれど、失敗は終わりじゃないと体感することができたから。
今ではこの言葉は、私の魔法の言葉です。
もがいてみて、あれこれ動いてみて、よかったなと思っています。