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不機嫌は罪である

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齋藤孝先生の本です。
齋藤先生のことは、他の本を読んでいた時に出てきた「偏愛マップ」で知り、それがとてもためになったので少しずつ拝読しています。


今回の本は、自分の荒ぶる心を理解する助けとして読んだものですが、やはり齋藤先生で、お腹におちる事が多かったです。
現代人にはびこる不機嫌の状況、ナゼ不機嫌がよしとされるかの考察や、不機嫌にさよならするためのステップ。
その章で、職業としての上機嫌を身につけようという記述がありますが、不機嫌が周囲にもたらす罪、上機嫌は「状態」であり誰でも身につけることができるという内容が参考になりました。


ネット社会がもたらした、新たな不機嫌やそれに潜む問題を説く章では、最近私が感じる「魔女狩り」という感覚が、まさにその表現で語られており、お腹落ちしました。


「上機嫌」はアランに通ずるものを感じ、とても同感できるものでした。
ただ、上機嫌というのは、パリピやイベサーのようなキラキライエ〜❕ではなく、あくまで「おだやかな上機嫌」であり、それは例えていうなら仏像のおだやかさという表現もわかりやすかった。
たまにはいいんだろうけど、キラキライエ〜じゃ、疲れるだけだもんね💦
しっかり読み込んで、実践したくなる良書だなと思うので私の中では評価Aです。
齋藤先生、やっぱいいなぁ。