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許せないという病

片山珠美さん著、扶桑社新書です。
自分でいうのもなんですが、こうでなくてはいけないという思いは強く、だからこそやはり許せないという気持ちが強い自覚があり。。。
仕事をしているときは、効率よく最適な解を出すのが成果だと信じていました。
求めるもの、信じるもののために手段をまぁ。。。選ばないのも。
だからこそ、得られた成果がある自負はあります。
ただねぇ、そんな生き方ばかりしていても、やはり違うかなぁと思い、手に取ったのがこの本です。


正直なところ、引用が多すぎてちょっと響きにくかったなぁ。
考えが深まりにくく、読みにくかった印象があります。


いくつかふむふむと思うことはあったけど、ひとつだけ試そうと思ったこと。
「正義を振りかざしたいときこそ、自分自身の正義感の正体と向き合うべきだ」という内容。
ほとんどの場合、誰かの「不正」を許せないのは、それによって自分が不利益をこうむったり、当然得るはずだった利益を失ったりする恐れがあるからだ、ということらしい。
これは、ちょっと気をつけて考えてみたいと思いました。


昔から異常に正義感が強い私。
ちびの頃、ポイ捨てする中学生に注意して、母が真っ青になったそう。
自分が記憶すらない時代から、ナゼかそんな感じ。
そしてあまりこの性格は、好きではありません。
「真実はいつもひとつ でも 正義はそう涙の数だけ」by福山なのです。
私の正義は、誰かと同じではない。
頭ではわかるのに、色々許せないのがどうもね。
なのでちょっと許せん❕となった時、その正義感の正体は❓と自らに問うてみようと思いました。