わが家では、息子はまだスマホを持っていません。
ただ、PCにLINEをいれてまして、最近心の友からLINEをしようと誘われたようで、その子とはLINEをしたいと話があったのでOKしました。
毎日、楽しそう。
で。
その友人から息子にLINEがきました。
チェーンメールの有害性調査のため、LINEが実験的に送っている文を20人に転送するように、みたいな内容だそうです。
リビングでLINEしてた息子が「こんなLINEがきた」と教えてくれたので、「それは転送しちゃだめなやつ」とつい、すぐ反応してしまいました。
しまった、少し考えさせてから反応すべきだった。
学校で、チェーンメールの話は多分しているはずです。
息子にスマホを持たせるかの話合いをするためにも、SNSの危険性についての本は一冊読ませたし、確か学校の情報セキュリティ講演でも話はあった。
理論を聞いて「ふ~ん」と思っても、実際には「これがそうか!危ない!」と反応できないのが通常なのです。
送ってくる友人が悪いわけではない。
でも、これをみてすぐに「あ、ヤバいやつだ」と反応できるか。
あるいは「これは本当のことかな?」と調べることができるか。
息子はネットでそのLINE内容の信ぴょう性を調べたようです。
そしてLINE本体が否定している、つまり嘘だということに自ら気づきました。
そして友人に「これ嘘みたいよ」とさらっと返していました。
友人は、げ!やられた・・・という反応だったそうです。
つまり、そういうこと。悪い意図なんてあるわけがなく。
ただね、息子よ。
あなたたちだけでない、たいていの大人も世の中で起きたことに考えず反応するだけ。
だからティッシュのデマだってあんなに簡単に拡散してしまうよね?
信ぴょう性のない、不確かなものを何も考えずに拡散していくこと、不確かな噂を考えもなく広げていくこと。
自分に悪い意図なんてなくてもそれは簡単に人を傷つけるし、予想もしない効果をうんでしまう。
それはわかってほしい。
普段から入ってくる情報の「情報元」と「その情報元の信用性」、そして入ってくる情報に対して自らの考えを持つ訓練をしてほしいと話しました。
・・・私達おとなも。