小学校のハハとして、一番最初に戸惑ったのは「旗当番」です。
地域ごとで頻度が違うようですが、ここらだと3ヶ月に1回位回ってきます。
えっと正直、ニガテです。
その、時短で仕事してた時は遅刻できなかったんで、電車間に合うか!?みたいな殺気だった心配が先に立ってました。
そのころからやっぱりストレスだったけど、その心配がない現在一番の心配。
子供たちの渡るタイミングがすっごくストレス。。。
信号が赤になる直前のパカパカが、子供たちが渡ってる最中に来ちゃったら。
団体途中で止めるべきか、そもそもどのタイミングで止めるべきか。
判断力のない私は、本当にこの問題に困ってしまうんですよね。
前回一回、完全に赤の状態で団体の最後を渡らせることになっちゃったし。
みなさん、どうやってるのかなぁ。
不安ピークの時は、横断歩道の青と赤の時間が何秒かはかり、そろそろ赤になるはず・・・とかそんなことまでやってました。
正直胃がきりきり・・・。
で、こないだ多分最後の旗当番が回ってきました。
今回は通したい子供たちが全てやってきて、しかも信号余裕という超ラッキーな状態。
最後問題なく締めくくれたのは、ありがたい~。
そして朝の旗当番時間。
地域の「見守り隊」と呼ばれる、自らすすんで子供たちのために毎朝立って下さるおじいちゃんおばあちゃん(だけではないけど主に)がいらっしゃいます。
私は3ヶ月に1回程度しかやってませんが、朝早くに、暑い夏も寒い冬も、こどもたちのために横断歩道を渡らせてくれたり、通学路を誘導してくれたり。
私が担当してる間、横断歩道につくと必ず挨拶をしていますが、同じ方達と記憶してます。
横断歩道、子供たちをとおして、道の向こうの子供たちと見守り隊の方が見えなくなるまで見つめて帰宅するのですが、やはりそこにしみじみ思うのは「ありがたいなぁ」という気持ちでした。
私はこれで、小学校の旗当番は卒業ですが、彼らはご自身の事情が許す限り、子供たちを見守ってくれる。
子供たちは地域に見守られているんだな、息子が小学校に入って初めてそんなことに気づきました。
私はとても愚かで単純だと思います。
なので、きっといつの日かこの感謝はまた薄れてしまうし、目の当たりにしないといろいろ気づけない。
なので、こうやってみなさんのあたたかさに気づけて、そしてまだそれに感謝できる心の余裕がある時に気持ちを何らかの形で残したいのです。
ありがたいとしみじみ感じる気持ちも、きっと自分の余裕がなくなれば難しくなる。
そうした時に振り返り、見えないところで子供たちを守ってくれる、私たちを守ってくれる地域の目があると思い出せるように。
そしてまだまだお返しはできてませんが、自分が返せる時になにか少しでも返していけるように。
見守り隊のみなさん、六年間ありがとうございました。
中学校もまだ、お世話になると思いますがよろしくお願いします。