経バナCafe

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あたりまえじゃないこと

ワタシがクリスマス会準備に追われる中、ダンナがムスコの修学旅行写真を選んでくれてました。
今の学校行事写真は、ネットで選んでクレカ払いです。
随分効率化が進んだわね。


ムスコが写真をみながら言いました。
「旅行中は、なんか修学旅行じゃないみたい、いつもみたいって言ってたんだ〜」って。
今、いつもみたいに気のおけない友と修学旅行を、楽しめるムスコ。
そのしあわせに安堵しつつ、写真を選ぶのをめんどくさそうにするムスコに私は言いました。


そのあたりまえは、2度とこないことを。


本来なら学校の友と旅行に一緒に行けることが、非日常なのです。
もうそれは、願っても2度と来ない。
本来なら旅行中にそれを自覚し、精一杯楽しめるのがいちばんのしあわせでしょう。
そして今、まだ自らの色がある景色は、貴重だなんて思わないけれど。
いつか時が過ぎるほど写真という媒体がある程記憶が、楽しかった、しあわせだった感情も呼び覚まされるハズ。
今の記憶なんて、なんにも信用できないのです。
だからいくらかけてもいいから、きちんと選べと。


今ある当たり前は、実は当たり前ではない。
少しだけわかったみたいなムスコは、しっかり写真を選び。
写真代なの❕❓位に高額な写真代にびっくりする私達😁


今ある当たり前な景色は、実は当たり前ではありません。
今までそれにやられ、後悔ばかりをし、これからもきっと失敗するだろう私。
できればムスコには、今自分が持つものの意味を噛みしめてもらいたいと切に願います。
それはとても難しいことと知っているのだけど。


しあわせの女神は前髪しかない。
だからチャンスは一瞬で掴まなくてはならないとはよく言われるもの。
でもそれ以上に、既に自分の持つものを知ることはとてもだいじなことと思うのです。
いま持つ物の大半がしあわせを構成しているのだと気付けるなら、どこかにある青い鳥を追い続けなくて済むのだから。