資産リスト、いわゆる会計上の試算表ですが、家庭会計も企業会計同様財務諸表を持つべしという家訓(いえ私のモットー)に基づき、我が家には試算表(もどき)・損益計算書(もどき)・ライフプラン表が存在します。
えぇ、えぇ、私が全て作成・管理・運用しております。
20歳そこそこで老後に大きな不安を生じ、生きていく中での心配事というかテーマが「身の程に合った生き方とは」だった私としては当然の帰結といえましょう。
2月に、資産リストの作成について、講座をさせていただくこととなりました。
初めての講義は「投資信託」、資産運用系だったのですが、そもそも私の得意科目は資産管理系です。
前に来ていただいた生徒さんの中では、株とか講義してほしい~っておねだりもいただいてありがたいんですけど。。。
既に天井近くまで行っていると、個人的には考えている株価。
これから落ちるだけじゃない?って時に、株講座するのはちょっと悩むんですよね。
まぁ、そこはワタシなので、株の講義をやるっていっても優待や配当狙いの講座になりそうですけど。
草食系ですので。。。
ファイナンシャル面でとても思うこと。
世の中のご家庭って、「身の程に合った生活レベル」ちいうものをどのように考えておられるのだろう。
実家が裕福で、リッチな生活をしてきた人でも、自分で就職し、結婚すれば「レベル」は変わるはずですよね?
どの程度が適切なのかというのを、みなさんどのように判断しているのでしょう。
私は自分が就職し、結婚し、親のライフステージから出た時に、新たな自分たちの基準というのがわからず、とても不安でした。
特に実家は割といい生活をしていたのはわかっていたので。。。
不安で動けずいた時期から少しずつ勉強を始め、ライフプランを作成し、試算表・損益計算書を作成して現在ではお金の動きも、資産の状況も、今後の予測もかなり把握できるようにました。
でも一般の方(私はオタク)っておそらく、そこまでしていないですよね。
じゃあ、どうしてるのか。
多分、「世間一般の常識」「あたりまえ」みたいな感じと思うのです。
結婚したら子供は2人以上、持ち家を買って・・・なにかしら、人には世間一般の「常識」「あたりまえ」、的なものがあると思います。
その「常識」「あたりまえ」は、人により、世代により、生き方により異なる。
だけど、時代が動き続け、自分たちが必ず親世代と同様のステージに立てると限らない以上、エビデンスのない「常識」「あたりまえ」だけで消費行動を続けるのはいかがなものか。
年金2000万問題で、ものすごい不安をあおったみたいになってますけど、本来少し計算すればわかるはずです。
60で定年して働かず、平均余命80で死ねば20年、稼がない月日があるわけで。
そもそも年金の支払額は、普通の生活費を賄うだけないんですよ。
自分の生活費ーもらえそうな年金=不足分×働かない年数
こんなの、ちょっと考えればわかること。
でもって20年収入なしで生きたいなら、大卒(高卒・中卒)から定年まで働き続ける年数分で、老後の生活まで補填できる生活水準が、「実際の身の程に合った生活レベル」と思うのです。
でもこれ、考え方は難しくないと思うんだけど、実際はきちんと自分の家庭の会計を握ってないと把握できなくて。
そういう把握もできるように資産リスト、と思ってます。
まずは毎年1回作って、わが家の資産の増減をきちんと追えれば、今後の見通しを立てやすくなるから。
ライフプラン表も、損益計算書もおススメしたいんだけど、最初の一歩でこれかなと。
私はかなり楽しいんだけど、一般的には楽しいものでもないでしょうし、生徒さんが集まってくれるかはちょっとわかんないですけど。
なるべく楽しく、ワタシらしくブラックに(笑)、お腹落ちしていただけるように頑張りたいですね~。