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現地現物

トヨタ系企業に12年ほど勤務していた私。

本体の人事をつかさどる会社だったため、カナリ「トヨタイズム」が強かったのではないかと思います。

上司も、部長以上はTMC本体の人でしたし。

本体機能の一部を外に出してできた会社ですが、設立3年目位で転職して入社した私に、トヨタの歴史やら福利厚生やら鬼盛り研修がありましたし。

正直シゴトはきついし、業務以外に色々大変なことは多く、ちょっとこれから勤め直せと言われると考えますが、仕事のレベルの高さを考えると経験してよかったなと感じています。

 

 

色々と勉強になる考え方はあったのですが、そのひとつが「現地現物」。

優れた上司、上役ほど、報告を受けた内容について現地確認等を怠らない傾向にあります。

ワタシの尊敬する上司もその一人で、私の報告に対し、一緒に現地確認してくださったことも数知れず。

机上で出した決裁案件結果が、現地でひっくり返るなんて事も多々ありました。

新しい部署に異動したすぐから、自分が動く姿勢で「現地現物」の大切さを教えてくれた上司には感謝しています。

コトバにすると簡単なんだけど、自ら動く上司の下でないと、コレきっと実践しないと思うから。。。

 

 

丸投げで仕事をすれば、必ずその弊害はきます。

それに慣れていれば、その弊害すら気づかないのでしょうけど。

現場をみる、という意味だけでなく、広い意味で実践するならば「今やっている事の諸元をあたる」ということではないでしょうか。

それは仕事じゃなくてもできることで、例えば誰かの悪い噂を聞いても流されずに本人を見て判断するとか。

今勉強していることが法律なら、その法令そのものを読んで趣旨を判断するとか。

応用はたくさんでき、私の世界に役立ってくれていると思います。

これからも、仕事でもそれ以外でも役に立てたい考えだなと思いました。