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「あなたは必ず失敗する」が呪いの言葉じゃなくなったとき

「あなたは必ず失敗する」という言葉、呪いのように感じていたことがあります。


ワタシは数年前まで、トヨタ系のグループ企業で仕事をしていました。
仕事の特徴上ミスは多大な影響を与えてしまうため、マニュアルを完璧にこなし、さらに効率化を目指してマニュアルを常に改善。
大事なのは、目の前にある大量の業務をノーミスでスピード感持って処理すること。
そのための勉強も欠かさなかったし、法律改正の情報はいち早く確認し、関連部署に非公式で展開するようなこともしていて。。。
多分、一定の評価はされていたと思うし、やりがいはありました。


でも常に、こんな私にできるのか。
でもやらなくてはいけない、という葛藤。
失敗は死、くらい失敗する事を、恐れながら必死だった気がします。


変わったのは、全くの専門外に異動となったとき。
ショックではあったけど、これまでやりがいはありつつ疲れはて、窮屈だったから、それは私の生き方を変えるチャンスと言い聞かせたんです。
異動先は、フル勤務の前任者が残業深夜までやってまだ仕事がたまる場所。
同じ業務量を時短勤務のワタシが、マニュアルも引き継ぎもろくにない状況で受けました。
それこそ、壊れそうだった😅


踏みとどまれたのは、助けてくれた方がいたから。
それにかろうじて気づけたから。
マニュアルも引き継ぎも危ない業務では、自分で調べ尽くして、考えて、やりつくす事が大事。
とにかく、わかる限り聞きまくって、調べまくって、やりつくす。
全力で尽くしたから、結果は後悔しない。
取りこぼしたら、気づいた時点で対応して、再発防止する。
毎日全力であっちこっち駆け回り、目の前の爆弾と戦いながら、色々な方に助けてもらいながら、自分の仕事の成果は自分のものではないと気づきました。
私の仕事の成果は、助けてくれた方々が導いてくれたもの。
ぼろぼろだったけど、いつのまにか、あなたは必ず失敗するという言葉が、自分を奮い立たせる言葉に聞こえるようになりました。


失敗したら、やり直せばいい。
恐れて、動けなくなるほうが、弊害があるんです。
必死になってもがく手には、誰かがそっと手を差しのべてくれていた。
助けてくれた方々には、本当に感謝しています。


今は立場も仕事も違うけれど。
相変わらず怖がりなワタシではあるけれど。
失敗を恐れず、自分の最善を尽くせるように努力したいと思います。