私が社会人経験を積む中で、この人にならついて行ける❕❕と思ったのは３人だけです。
逆にいうと、たかだか２０年ちょっとシゴトをしてきたうえで、３人も出会えるのはとても幸せなことといえますね。
その中の３人目、前職で部下としてめんどうをみていただいたのはY部長です。
Y部長は親会社から出向で来ている方で、私は一流のビジネスマンと思っています。
いちばん尊敬しているのは、言い訳しない所。
私が異動する１年前に部署の部長になったのですが、前部長はちゃらんぽらんな人だったので、間違いなくまともな引継をY部長にしていないはず。。。
それらしいことも、聞いてたし💧
でも、Y部長は引き継がれないために被る不利益を、絶対に言い訳しない。
私がY部長の下で働き始めた時、実は全く異なる部署からの異動で、かつ前任がまたちゃらんぽらんで引継がなく、ちょっと油断すると前任の放置した時限爆弾（故意に放置したシゴト）が爆発するというなかなかストレスフルな状況でした。
フル勤務の前任が夜中まで残業しても終わらず、内緒で放置している業務がごろごろしている中、６時間の時短勤務の私が「職位が上だから」という理由でひたすら頑張る。。。
慣れないから時間はかかるし、わからないことだらけだし、しかも直属の上司は自分の業務を目いっぱい持ってて全くフォローしてくれないわ、散々。
Y部長が、オレが相談に乗ってやると言ってくれ、私は部長直属に近い状態で仕事することに。。。
「一流は環境の悪さに言い訳しない」何かの本で読んだことがあります。
そんなのムリって思いました。
引継もされず放置され、何が起こるかわからない、しかも前任の放置した業務のしりぬぐいまでやりながら６時間勤務で「環境の悪さに言い訳しない」とか、無理ゲーです。
なにそれ！？って思ったんですけど。
Y部長は、自分は絶対に言い訳しない。
部下の失敗も、言い訳せずに認めて、再発防止する人間には怒らない。
人のせいにしたり、初めてだから当然みたいな顔をしてるとがんがん怒ります。
なので、とりあえずやらかした事は「やらかした」ことと再発防止を報告し、悔しいけど言い訳せず頑張ってたら・・・なんだかすがすがしい気分になりました。
あれ、ヒトからどう思われるより、なんか自分がすがすがしいやって気づきました。
私は一流にはなれません。
でも、あのとき、Y部長のやり方をみて、自分のできることは力を尽くしていこうと心に決めました。
今は一緒にお仕事はできませんが、そのきもちはこれからも忘れず頑張っていこうと思います。
一流にはなれないけど、自分の仕事である以上は改善して効率化してプロの仕事をするつもりです。
たとえどんな状況に身をおいていようとも。
