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バベルの塔

旧約聖書
バビロニアの人間が神と同等になるために高い塔を築いた。神は、そんなことを考えるのは共通の言葉を持つからだとし、人間から共通の言葉を奪った。
というような話だったと思います。


私にとってバベルの塔というのは、戒めの象徴。
旧約聖書はきちんと読んだ事がなく、昔読んだ漫画からあるイメージが離れず。
それは自分の器に過ぎた願いを増長させ、神の裁きを受けるような感じです。
もっと効率を、成果を、自分自身のしあわせを。
もっともっと上を。
負けず嫌いの私はいつも、上を目指して走り続けてしまう。
こわがりの私は転がり落ちるのが怖くて、上を上をとバタバタもがき続ける。
でもそれは、自分の器に過ぎたるものではないのか。
私はいつか裁きを受けるのではないか、そんな風にも思ってしまうのです。


バランスって、難しいな。
母として息子のしあわせを願いたい自分。
私自身が、私の分野で誰かをしあわせにする仕事をする望みも、私自身のしあわせも諦められない自分。
家族のしあわせも、大事にしたい自分。
願いつづけ、望みつづけ、欲の深さに崩壊するのではないか。
これはバベルの塔ではないのかと、恐れを感じる自分。
つねに心はぶれて、悩むこともあるけど。


ぶれる私も、悩む私も、どれも私。
ぶれつつ悩みつつ、できることをやっていこうと思います。